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Discord のスラッシュコマンドが探しやすくなった(2026年9月11日の開発者向け更新)

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2026年9月11日、Discord の開発者向けチェンジログに「Slash Command Improvements and Mobile Fixes」が載りました。派手さはありませんが、Bot の使い勝手に効く変更が3つ入っています。

要点

  • 文字列オプションで 複数行の入力 ができるようになった
  • コマンド補完に あいまい検索 が入り、/r a/role add が出る
  • チャンネルを移動して戻っても、選んでいたコマンドが残る

加えて、モバイルのスラッシュコマンドまわりのバグが4件直っています。

変更点

文字列オプションの複数行入力

これまで STRING 型のオプションは1行しか入力できませんでした。長い文章を受け取りたいときは、モーダル(Modal)を出すか、改行なしで我慢してもらうかの二択でした。今回の更新で、スラッシュコマンドの入力欄からそのまま改行を含む文字列を渡せます。

お知らせ文の投稿、議事録の下書き、複数行のテンプレート登録など、「本文を受け取る」系のコマンドが素直に書けます。

コマンド補完のあいまい検索

コマンド名を先頭から正確に打たなくても候補が出るようになりました。公式の例は /r a/role add が見つかる、というものです。文字を飛ばしても拾ってくれます。

コマンド数が多い Bot ほど恩恵があります。これまでは「覚えやすい短い名前」と「意味が通る長い名前」で迷いがちでしたが、多少長くても探せるようになったので、名前の設計を少し楽に考えられます。

チャンネル移動時の入力保持

コマンドを選んで途中まで入力した状態で別のチャンネルを見に行き、戻ってくると、以前は入力が消えていました。今は選んでいたコマンドが残ります。

他のチャンネルの内容を確認してから投稿する、という動きが多いモデレーション系の Bot では地味にありがたい変更です。

モバイルの修正

  • サブコマンドの入力中にスペースを打つとコマンドピッカーが消える問題
  • スペースでコマンドを確定したとき、別のコマンドが選ばれることがある問題
  • ユーザー型オプションで、対象ユーザーが見つからないことがある問題
  • アプリランチャーの細かな表示崩れ

Bot 側で確認しておきたいこと

複数行入力は、Bot のコードを変えなくても届くようになります。つまり、これまで「1行しか来ない」前提で書いていた処理に改行入りの文字列が流れてきます。

  • 埋め込み(Embed)のタイトルやフィールド名など、改行を想定していない場所にそのまま渡していないか
  • 正規表現で ^$ を使っている箇所が、複数行で意図どおりに動くか
  • ログやデータベースに保存する際、改行を含む値で表示やパースが崩れないか
  • 文字数チェックが「行」ではなく「文字」で数えているか

改行を受け取りたくないオプションがある場合は、Bot 側で除去するか、エラーを返す処理を足しておくと安全です。

あいまい検索の方は、Bot 側の対応は不要です。ただし、似た名前のコマンドが複数あると候補に並んで出てくるので、ユーザーが取り違えないよう、説明文(description)で用途の違いが分かるようにしておくとよさそうです。

元記事

この記事は公式チェンジログを読んでまとめたものです。挙動の詳細は各クライアントの更新状況で変わることがあるので、実際の動きは手元で確認してください。

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